これだけはやっておきたい!重量物の搬入・据付工事における安全対策

こんにちは。

東京都江東区を拠点に東京都を中心に神奈川県・埼玉県・千葉県・茨城県で重量物搬入据付や解体搬出工事を手掛けている藤城機工です。


建設現場では、しばしば労働災害が発生しています。大事故とまでは行かずともトラブルを起こし、「ちょっと気をつけていればこんなことにならなかったのに……」という経験をお持ちの方も多いでしょう。


実は、労働災害の発生原因の9割以上は「あるミス」が占めています。逆にいうと、そのミスをなくすことさえできれば、労働災害の大部分を防げるのです。今回は、重量物の搬入・据付工事における安全対策の基本をご紹介します。




■たったこれだけ!徹底すべきはKY(危険予知)!



労働災害の統計を見ると、死傷災害の9割以上に「不安全な行動」が認められています。そして「不安全な行動」は、「ヒューマンエラー」と呼ばれる不注意に起因する行動と、「リスクテイキング」と呼ばれる、あえて危険性のある行為を選んでしまう行動の2種類に分類されます。


作業現場での労働災害を未然に防ぐためには、この2種類の不安全な行動をなくさなければなりません。その上で重要なのが、「KY(危険予知)活動」です。KY活動とは、作業者自身が対策を考えて実行する、自主的な安全活動のことをいいます。簡単にいうと「前もってちょっと気をつける」ことです。


具体的なKY活動としては、業務前の作業員全員でのミーティングによる安全確認や、危険な箇所とその回避方法の話し合い、指差し呼称を行う項目の策定、作業員同士でのKY活動実施状況の確認などが挙げられます。「たったそれだけ?」と思うかもしれませんが、大半の労働災害の原因が小さなミスである以上、こういった基本的な確認こそが重要なのです。


重量鳶の仕事でも、ほんの些細な計算ミスや操作ミスが、取り返しのつかない大事故や機械の故障につながります。ついうっかりミスをしてしまうことは誰にでもありますから、現場にいる全員が責任を持って行動しなければなりません。安全な業務のために、KY活動は欠かすことのできないものなのです。




■作業時間の短縮で実現!藤城機工のヒューマンエラー対策



重量鳶の作業は、高所や狭所において重量物搬入、重量物据付を行うことから、鳶職人の中でも特に危険が伴います。藤城機工では安全対策として、豊富な知識と確かな技術を持つ職人を中心に、日々の現場に向かう車内でKY活動に徹底して取り組んでいます。内容は危険箇所の確認をはじめ、現場ごとにさまざまです。


また、安全面を考慮した無理のないスケジュールを組むことで、職人への負担が軽減された結果、無事故継続はさることながら、短工期の工事への対応力により磨きがかかりました。重量物の搬入・撤去で最も重要なのが、運搬ルートの策定です。常に最適なルートを策定することで、ミスなくスピーディーな対応が可能になります。ミスがないということは、すなわち安全ということです。


また、藤城工機では「残業を控える」「現場が終わり次第、帰宅できる」など、働きやすい環境づくりにも力を入れています。職人に体力的、精神的に余裕を持ってもらうことで、ヒューマンエラーを予防する狙いがあります。




■安心安全!社員教育でできるリスクテイキング対策



藤城工機ではリスクテイキング対策として、社員教育にも力を入れています。社歴17年以上のベテラン社員が道具の受け渡し方から教え、それを習得したら現場に同行し作業を共にする……などと手順を追って指導することで、着実にスキルを習得できるプログラムになっています。


労働災害を引き起こすのは、「まぁ1人でも大丈夫だろう」という油断です。弊社では1人作業をしない体制を作ることで、リスクテイキングを遠ざけています。これは未経験者や新人はもちろんですが、ベテランになっても油断せず続けることが大切です。


こういった研修や体制強化の成果として、ここ8年での実績は800件を突破したにも関わらず、大きな事故は一度も起こしていません。商業施設やオフィスビルといったさまざまな大型施設の現場での空調設備機器や電気設備の搬入、据付対応も無事故で施工させていただきました。それでは、今日も一日「ご安全に」!


東京都江戸川区の藤城機工では、重量物搬入据付・解体・撤去工事をメインに、空調設備機器・電気機器搬入据付・解体・撤去工事や、それに付帯する足場工事、管工事なども手掛けています。大手企業様からも信頼をいただいている確かな技術力で、どんな現場にも対応いたします。直接のご依頼も受け付けておりますので、藤城機工までお気軽にご相談ください。


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